◆ 髪に潤いとハリコシを呼び戻す!脂質の補給とpH(ペーハー)コントロール
PiM濃密ヘアエステは、濃密なアミノ酸・ヒアルロン酸・キトサン・ハチミツなどの補修・保湿成分が、疎水反応や架橋反応によって毛髪内部やキューティクルにしっかり吸着・定着させる事で、しなやかで潤いの感じられる質感を作り上げます。
【PiM濃密ヘアエステ】step.2「PiM Fix」の効果について
お肌には、外的な刺激や紫外線から身体を守ると同時に、潤いを保つための保湿など表皮の健康を保つバリア機能が備わっています。
バリア機能の中でも主に保湿を担っているのが、皮脂膜や角質層にあるNMF(天然保湿因子)と細胞間脂質です。
この細胞間脂質の約50%を占める主成分がセラミドで、水分や油分を抱え込み角質層内の細胞と細胞を結び付けるというお肌の潤いには欠かせない働きをしています。
このセラミドは髪にも欠かせない成分のひとつです。
髪の脂質(バリア機能)=「CMC」
毛髪は、大きく分けて一番外側を「キューティクル」、中間部を「コルテックス」、中心部に「メデュラ」と3層から成り立っています。
コルテックスは髪の太さ・硬さ・色など「髪質」の部分に関わり、キューティクルは髪の毛のツヤや滑らかさ、毛髪内成分の流出を防ぐ「保護機能」を担っています。
コルテックス部分は毛髪の80〜90%を占める部分で、毛髪の色を決定するメラニン色素や天然保湿因子(NMF)を含むコルテックス細胞の集合体で成り立っています。
このコルテックス細胞を取り囲むように存在するのがCMC(細胞膜複合体)です。
このCMCは細胞膜複合体=Cell Membrane Complex(セル・メンブランス・コンプレックス)の略称で、コルテックス細胞同士を接着剤のように繋ぐ役割や髪内部に水分を蓄える結合水として存在します。また、硬い繊維の集まりであるコルテックスに対し、髪に柔軟性を持たせる事ができるのがCMCとなります。
このCMCは、通常硬毛なら7~10枚程度、軟毛なら3~5枚程度の層からなるキューティクル同士の接着も担っています。キューティクルが欠損する事で、髪内部のタンパク質や水分が流出し、髪のパサつきや艶の感じられない状態を引き起こす為、CMCはキューティクルにとっても欠かせない成分です。
毛髪補修に効果的「セラミド」
CMCは主に脂質とタンパク質で構成されています。この脂質が細胞間脂質と呼ばれ、「セラミド・18-MEA・コレステロール」などから構成されています。
PiM濃密ヘアエステ.step2で「PiM Fix」を使用する事によって、細胞間脂質の主要成分である「セラミド」が、水分や植物性のオイル群(マカダミアナッツ油.オリーブ油.ホホバ油)と共に浸透し、髪内部に必要な脂質として機能します。
切れ毛や枝毛などひどく傷んだ髪はCMCが不足していることが分かっているため、コルテックス細胞を取り巻いているCMCの働きを補足してくれる成分を補給すれば髪に潤いやハリコシが蘇ることになります。
フルーツ酸によるpHコントロール
PiM Fixに配合された分子量の違う2種類のフルーツ酸(クエン酸・グリコール酸)のpHコントロール効果で、ダメージを受けアルカリに傾いた毛髪や、パーマやカラーによる残留アルカリを除去する事で髪のpHを等電点(弱酸性)に戻します。そうすることでアルカリ剤によって切断された塩結合が再生し、髪の強度が回復します。
【塩結合(イオン結合)】
毛髪内におけるアミノ酸の結合のひとつ。アミノ酸の+イオン(塩基性アミノ酸)と-イオン(酸性アミノ酸)が電気的に引き合う結合でpH4.5〜5.5の弱酸性で結合力は最大となりますが、パーマ剤やカラー剤などに含まれるアルカリ剤によって切断されるとpHが弱酸性に戻っても修復されることがありません。しかしフルーツ酸によって再生することができ、髪に自然なハリコシを取り戻します。
【キューティクルの収れん効果】
キューティクルを整えながら引き締めることにより、毛髪内部の栄養分の流出を防ぎ、髪の広がりを抑え手触りやツヤ感を向上させます。
▼【PiM濃密ヘアエステ】詳しくは ▼
▼ PiM step.1「オイルケラチン」▼
▼ PiM step.3「PiM Moisture」▼