毛髪は、頭皮の表面から外に出ている部分(毛幹部)と、頭皮下にもぐっている部分(毛根部)とに分けられます。
毛根部では毛細血管により、アミノ酸やミネラルなどの栄養分を受け、細胞分裂を繰り返すことで毛髪を生み出します。
逆に毛幹部は“死滅細胞“のため、自体に生成・治癒する力はありません。
この事から通常、育毛は毛根部、トリートメントは毛幹部ということになります。
毛髪のいちばん表面を覆っているのが“キューティクル“ですが、物理的にダメージを受けやすい部分でもあります。
ブラッシング、シャンプー、ドライヤー、紫外線、静電気etc・・・
キューティクルは、“ウロコ状“のものが上を向いて何枚も重なり合って出来ています。
毛幹部は再生することができないため、このキューティクルも一度はがれると元には戻りません。
キューティクルが、はがれることによって、髪の保水力が低下したり、髪内部への影響も大きくなるため、ツヤや潤い、張りが損なわれやすくなります。また、枝毛や切れ毛の原因にも・・・。
キューティクルは摩擦に弱いので、“強い力“でのシャンプーやタオルドライ、“無理な“ブラッシングは避けましょう。
「ツヤのある美しい髪」を保つため、普段のブラッシングやシャンプーなどのケア習慣を見直し、髪のお手入れの際は、キューティクルの存在を思い浮かべつつ、大事にやさしく扱いたいものですね 🙂