「ミネラル」不足による髪への影響とは

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「ミネラル」不足を解消して、美髪を目指す

現代人は「ミネラル」不足

 たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミンと並び、5大栄養素のひとつが「ミネラル」

 “ミネラル“は“ビタミン“並び、現代の日本人に不足がちな栄養素といわれています。

 

 健康に不可欠な栄養素ですが、ほかの栄養素と違い体内で作ることができないため、食事を通じて絶えず摂取する必要があります。

 

 人体に必要とされるミネラルは16種類

 「主要ミネラル」は、【カルシウ、リン、カリウム、硫黄、塩素、ナトリウム、マグネシウム】

 「微量ミネラル」は、【鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレンなど】

 

 毛髪の再生・育毛にも、多くのミネラルは欠かせません。

 

毛髪に必要な「ミネラル」

【亜鉛】 牡蠣、豚レバー、牛肉、卵など

 細胞の新陳代謝を活発にしケラチンを生成、髪の成長を促します。また、FAGAの原因物質とされているDHT(ジヒドロテストステロン)の産生に関与する、5-αリダクターゼを抑制する効果もあるといわれています。(推奨量10mg 牡蠣7個)

 

【ヨウ素】 昆布、わかめなどの海藻類

 甲状腺の活性化に重要なミネラルです。甲状腺ホルモンは、体の発育促進や新陳代謝を活発にするなど、細胞を活発にしてくれます。(推奨量150μg わかめ2g)

 

【カルシウム】 乳製品、小魚、大豆など

 不足すると神経細胞の働きが低下し、抜け毛につながる恐れがあります。また、髪の色素を作りだすメラノサイトの働きを、サポートする役割も担っています。 (推奨量650mg 牛乳約600g)

 

【鉄分】 レバー・卵黄・海苔など

 血液の中で酸素を運ぶために、働く赤血球の色素となる「ヘモグロビン」を作る為のミネラルです。鉄分が不足すると血行不良に陥り、栄養・酸素が不足することで、毛母細胞の働きが弱ってしまいます。(推奨量10mg 豚レバー80g)

 

【マグネシウム】 わかめ、ごま、ひじきなど

 マグネシウムが減少してしまうと、エネルギー代謝の停滞によって、疲れやストレスが溜まり、血液の循環の悪化によって、毛髪の成長が停滞する可能性があります。また、髪の毛の構成に必要なタンパク質を、合成する働きが鈍る可能性もあります。(推奨量300mg ひじき1カップ)

 

(*これらミネラルは、摂りすぎると弊害もあるので適量を把握し、摂取することが必要です。サプリメントなどでミネラルを補う場合は、1日の摂取量を守るようにしましょう。)

 

 ミネラル不足の原因としては、やはり野菜・海藻類・小魚などの摂取不足や加工食品など食生活の乱れが、招いているようです。

 

加齢による「ミネラル」不足

 ミネラルはもともと体内に吸収されにくい成分ですが、加齢によってさらに吸収率が減少することが指摘されています。

 よって40代以降はホルモンバランスが乱れることに加え、育毛に必要なミネラルの吸収率が減少することも抜け毛の原因として注意する必要があります。

 

 ミネラルやビタミンといった栄養素は、複数の種類を摂ることで相互に協力しあい、より効果的に吸収され、機能するものです。

 バランスのよい食事や、食事でとる事が難しい場合はサプリメントを活用するなどして、体内の栄養バランスを保つように心がけましょう。

 

ー MEMO ー

 「必須ミネラル」の一方で、アルミニウム、鉛、水銀、ヒ素、カドミウムといった、体に害を及ぼす「有害ミネラル」の存在があります。

 有害ミネラルは、活性酸素を増やしたり、臓器に貯まり障害を起こすもとにもなります。

 毛髪には毛母細胞分裂・角化の際、体内の有害な物質・毒素であるヒ素や水銀、鉛、アルミニウムなどを取り込み排出する役割も担っています。(体から毒素を排出する割合は、便75%、尿20%、汗3%、爪1%、髪1%)

 

 【ジェイウォークでは、育毛のみならず、髪が「抜けない」「細くならない」頭皮ケアにも、さまざまな角度から取り組んでおりますので、お気軽にご相談ください。】

 

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